|
キャロン(''Caron'')は、フランスの香水がメインの化粧品ブランド。 「キャロン」としてのブランドは、1903年にエルネスト・ダルトロフ(''Ernest Daltroff'')によりパリ、ラ・ペロン通り10番にて創業された。エルネストはブランド名を自身の名前にせず、パリにあった「キャロン香水店」の名前を気に入って、オーナーのマダム・キャロンより買い取って冠した。 以来、名香を次々に発表・発売し、種類は60以上になる。フランスでは正統派の香水として、女性が生涯に一度は愛用するブランドとなっている〔『香水ブランド物語』p20。〕。 特色として、パッケージングされた商品だけでなく、パリとニューヨークの店舗では「フォンテーヌのパルファム」といって、バカラ製の「フォンテーヌ」と呼ばれるガラスの甕からの香水の量り売りも行っており、香水の他、パウダーも発売している。 香水容器としてのボトルは、服飾デザイナーであり、キャロンの後継者となったフェリシエ・ヴァンピィール(''Felicie Vanpouille'')などもデザインを手がけ、バカラ製が使用されることが多い。 1982年に「キャロンブティック」として、パリのモンテーニュ通りに移った。1998年には、美容用品のパトリック・アレス(''Patrick Ales'')社がオーナーとなって、その香水部門となった。 == 調香師 == ; エルネスト・ダルトロフ(Ernest Daltroff) :創業者でもある調香師のエルネスト・ダルトロフはブルジョア出身で、両親に連れられて回ったエキゾチックな外国の印象や記憶を調香に反映させたと評されている〔『香水ブランド物語』p21〕。 :また1906年にキャロンに加わったフェリシエ・ヴァンピールとは結婚こそしなかったものの、公私共に多大な影響を受けたとされる。 ; リチャード・フレイス(Richard Fraysse) :ランバンの名香「アルページュ」の調香師であるアンドレ・フレイス(''Andre Fraysse'')の息子にあたる。 ; ウイリアム・フレイス(William Fraysse) :リチャードの息子。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「キャロン (香水)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|